サンドブラストでランタンのグローブにオリジナリティを出そう!

キャンプのシンボルでもあるランタンですが、周りを見渡すとみんな同じようなランタンだなと思うことはないですか?趣味の世界なので人と違うものがほしくなる人は多いと思いますが、高価なシーズンランタンやオールドランタンのオーバーホールなど、なかなか手が出せない方も多いと思います。

今回はカスタマイズ未経験者でも、簡単に自分の色が出せるカスタマイズ方法を紹介します!

サンドブラストでグローブをオリジナル化しよう!

サンドブラストは細かい砂の粒子を吹き付けることで表面を彫る工法です。透明のガラスであれば表面は擦りガラス(梨地)へと変化します。吹き付けた部分のみ変化するため、マスキングをして吹き付ければ、透明の部分と擦りガラスの部分とでひとつのガラスの中に模様を描くことが出来るのです。

このサンドブラストを使ってグローブに模様を描くことで、オリジナルのランタンへとカスタマイズしてみます。それでは順を追ってみていきましょう!

1.グローブにマスキングを施す

マスキングは一般的なビニールテープで行いますが、グローブ表面がオイルなどで汚れていると接着力が弱くなり、サンドブラストの吹き付け圧で吹き飛んでしまうので、まずはじめにグローブを洗剤でしっかり洗います。

その後ビニールテープを貼り付けてマスキングの形状を作っていきます。ビニールテープでマスキングした部分が透明で、マスキングしていない部分が擦りガラスになるということをイメージしながら、図柄を描いてきます。

ビニールテープの上に鉛筆で下絵を描いていきます。面倒くさかったので 手作り感を出したかったので下絵はフリーハンドで描きました。

下絵に沿ってカッターナイフを走らせ、擦りガラスにする部分のテープを剥がしていきます。カッターナイフを強く入れすぎるとガラスに傷が入ってしまうので、テープのみを切るくらいの力加減で走らせます。数回切り込みを入れてみると感覚がつかめるでしょう。

広い範囲のマスキングなどでテープを繋げて貼る必要がある場合、テープとテープの繋ぎ目に隙間が出来てしまうと、その部分に擦りガラスの線が出来てしまうので、テープを少し重ねるように貼ります。

裏面も全面マスキングしたら下準備は完了です!

2.サンドブラストで加工する

ではサンドブラストで彫っていきたいと思いますが、さすがに我が家にサンドブラストマシンはないので、今回はガラス工房 葵(愛知県岡崎市)さんでサンドブラストをしてきました。

岡崎ガラス工房 葵
岡崎ガラス工房 葵、愛知県 岡崎市 - 「いいね!」207件 - 岡崎ガラス工房葵で行っているガラス工芸品製作や、ガラス工芸体験講座について最新情報をお届けします。 ※当工房からコメントへの返信はいたしません。ご了承ください。

サンドブラストはこの機械の中で行います。正面にのぞき窓と腕を突っ込む用の口があります。素手では砂の粒子に負けるため、厚手のゴム手袋をして作業をします。

左上に装置内照明のスイッチと、ファン(コンプレッサー?)の電源があります。

装置下方にレギュレータがあり、これはサンドブラストの圧力を設定するものです。

推奨値は0.2~0.4MPaということでしたので、今回は0.2MPa強に設定しておきます。ブラスト圧はこのレギュレーターの設定圧だけでなく、ブラストガンとガラス面との距離でも調整できますので、はじめは低めの圧に設定しておけば良いでしょう。

照明とファンのスイッチをONに入れ、レギュレータの圧力を設定すれば準備完了です。

内部には回転テーブルがありますが、基本的には手で持ってブラストしますのでほとんど使いません。ブラストガンとガラスグローブをしっかり握り、砂の粒子を吹き付けます。

砂の粒子の吹き付けは足踏みスイッチで行います。作業中は半片足立のような体制になるで、長時間の作業になると結構つらいです。

吹き付けは1点集中にならないよう、ブラストガンを常に揺らし万遍なく吹き付けるようにします。

裏面に赤色のビニールテープを貼ったためか、ブラスト後の色の変化が分かり難くなってしまいましたが、無事完了です。

3.マスキングを剥がして完成!

サンドブラストが終わったら水で表面の砂を洗い流し、ビニールテープを剥がします。

想像以上にきれいに出来上がりました!

熱を加えても割れることもなく、無事完成です!

マントルの灯は直接目に入ると結構眩しいため、ダイニングを照らすランタンのグローブは擦りガラスが最適です。今回のグローブはダイニング用なので擦りガラス部分を多めにしてみました。

とっても簡単なサンドブラストで、皆さんもグローブにオリジナル感を出してみませんか!?