雨の日キャンプで陶芸が出来ないかなと考えてみた結果・・・

雨の日のキャンプでは皆さんどんなことをしていますか?我が家ではカードゲームや人生ゲームなどが基本形ですが、なんとなくアウトドアの気がしないなと感じています。

そんな時に思い付いたのが陶芸ですが、はたしてキャンプ期間中に陶器を焼くことは出来るのでしょうか・・・?

キャンプ期間中に陶器は焼けるのか?

まずは陶器ってどうやって作るの?から始まった私は、体験教室に行ってきました!

体験教室の記事はこちら

ろくろ体験工房 遊器陶舎で設楽焼手ひねり陶芸を体験したので紹介!
滋賀県甲賀市の信楽(しがらき)町で体験した本場の陶芸教室の体験レポートです。手ひねり陶芸の作り方を写真付きで紹介していますので、体験前にチェックしておくと安心です!遊器陶舎の感想や評価が気になる方もチェック!

粘土をこねこねして陶器の形を作る方法は身に付けましたが、肝心なのはどんな工程を経て粘土が陶器になるのかです。まずは陶芸の工程について確認しましょう!

陶器が出来るまでの工程

どのレベルを完成とするかにもよりますが、一般的な湯呑を作ることを目標とすると、次の6工程を経て完成します。

  1. 粘土を作る
  2. 形を作る(成形)
  3. 乾燥させる
  4. 素焼き
  5. 釉薬(ゆうやく)を塗る
  6. 本焼き

粘土を作る

粘土を採ってくるということではなく、陶芸に適した状態の粘土に練り上げる工程です。焼いた時にひび割れないために、粘土内の空気を追い出す作業です。

形を作る

陶器などの形に成形する工程です。

乾燥させる

形を整えた粘土を乾燥させる工程です。粘土の中にはたくさんの水分が入っています。水分が残った状態で焼くと、粘土内で水分が膨張し陶器が割れる原因になるため、しっかり乾燥させる必要があります。

素焼き

釉薬をかける前に600~800℃度で焼くことで、釉薬への耐性と付着性を上げる工程です。釉薬を塗る必要がなければ不要な工程です。

釉薬(ゆうやく)を塗る

釉薬は陶器に色を付ける目的と、陶器表面を滑らかなガラス質に変え液体が染み込まないようにするために塗ります。

本焼き

1200℃もの高温で陶器を焼き上げる工程です。粘土内に気泡や水分が残っているとこの工程でひび割れることになります。焼き上がり後もゆっくり常温に戻す必要があり、温度管理と時間が掛かる工程です。

キャンプ期間中に陶器を作ろうとした時の課題

陶器が出来るまでの工程を確認すると、さすがに一筋縄ではいかないようですね。まずは課題を洗い出してみましょう。

課題1.時間

陶芸には思いの外長い時間が掛かるようです。

成形までは良いとしても乾燥で約1週間、素焼きが8時間+覚ますのに5時間、本焼きが10時間+覚ますのに10時間・・・つまり焼くまでに1週間、焼き出してから丸2日間となります。例え乾燥した状態の粘土をキャンプ場に持っていったとしても、2泊3日かかりきりということになります。これではキャンプより陶芸が目的になってしまっていますね。

課題2.燃焼温度

素焼き温度が600~800℃、本焼き温度は1200~1300℃です。これに対して炭火(黒炭)の温度は800℃程度です。但し火元から離れれば離れるほど温度は下がり、実際にBBQなどで食材を焼く位置では120~280℃程度になります。これでは本焼きどころか素焼きすら出来ません。

困ったなということでGoogleさんに聞いてみると、あるではないですか!この危機から脱してくれるアイテムが!!

オーブン陶土で課題を解決!

オーブン陶土とは家庭用のオーブンでも焼成できる陶土です。土の繋ぎ材にポリエチレンやコーンスターチが配合されていることで、180℃以下の低温度でも焼成できる特殊陶土です。しかも焼成時間は30~60分と短時間なため、焚火台やファイヤーグリルの炭火でも行けそうです!この陶土は開封後すぐに成形が出来るのも特徴なので、あとは成形後の乾燥時間だけが課題です。因みにこのオーブン陶土の乾燥時間は2~7日です。

時間に対する課題は全て解かれたわけではありませんが、焼成はキャンプレベルの火や装備で行えそうなので、まずは挑戦してみることにします!

今回準備した陶土



はじめての方はスターターキット



キャンプで陶器は焼けるのか・・・結論!

まだ検証中の部分もあるので、後で変更するかもしれませんが・・・

焼けるかどうかということであれば、オーブン陶土を使えば出来るでしょう!

ただ陶芸ということであると少なくとも3泊4日は必要そうです。それは成形後の乾燥時間を稼ぐためです。大きいものだともっと日数は必要なので、陶芸の工程すべてをキャンプ期間中にするのはやはり難しいかもしれません。

キャンプ1週間前に成形して、キャンプ期間中に焼き上げるという楽しみ方が良いのではないでしょうか?!

2017/05/01 追記

実際にキャンプ場で焼いてみました!結果は・・・こちらの記事でチェック!

バーベキューコンロで陶器を焼いてみたら・・・どうなった?
雨の日のキャンプで何か出来ないかな?ということで始めた陶芸ですが、今回実際にキャンプで陶器を焼いてみました!成形から乾燥、そして焼成までを振り返りながら紹介します。さて結果はどうなったのでしょう?うまく焼けたのでしょうか・・・